女性の視点から山形を考える伊藤かおりの提言Q and A
- 小中高等学校生理用品配備
- 伊藤かおりの提言
「生理の貧困」について、経済的困窮やネグレクト等の理由があるにせよ児童生徒の健全な学校生活のために、行政として一律に生理用品の配備を行うべきでないか。
R3年4月頃~ 自民党女性局、山形市女性議員の会等で生理の貧困についての勉強会、議論を重ねる。
R3年10月 山形市女性議員の会で、市へ「小中学校のトイレに生理用品の配備を行うこと」の要望書提出。
- A.R3年12月 県議会代表質問にて小松伸也県議より自民党山形県連女性局の要望を取り上げてもらう。(高校においても配備を進め、小中学校へも丁寧に説明し推進していくとの回答)
(※山形市ではモデル事業を経て、R4年度からすべての小中高等学校に生理用品が配備されました。)
- 無料の妊婦歯科健康診査
- 伊藤かおりの提言
Q.妊娠中は虫歯などにかかりやすく、乳児にとっても妊娠中からの取り組みが効果的である。妊婦健康診査の他に、妊娠中から産後一定期間内に受診できる妊産婦歯科健康診査を実施すべきでないか。また実施にあたっては、妊産婦と乳幼児を受け入れできる歯科医院の一覧表を作成してはどうか。(H30年12月定例会)
- A.他市の事例を参考に市歯科医師会などの関係機関と十分に協議し、調査検討していく。
(R2年10月より山形市民全額公費助成の妊婦歯科健診がスタートしました。)
- 山形市重粒子線がん治療費助成
- 伊藤かおりの提言
Q.重粒子線がん治療施設を利用した場合、治療費の負担軽減のため市民向けの支援策を講ずるべきではないか。(H30年12月定例会)
- A.山形大学が行う重粒子線の治療に対する支援については、山形大学医学部先端医療国際交流推進協議会の中で県を中心に検討することになっている。市独自の支援については、県と連携しながら先進地の事例を参考に検討していく。(H30年12月定例会)
(R3年11月より山形市民の治療費助成、利子補給の助成事業が実施。※対象要件あり)
R3年2月山形大学医学部東日本重粒子センターが完成し本格稼働しています。
- 南部児童遊戯施設整備
- 伊藤かおりの提言
Q.南部児童遊戯施設はユニバーサルな施設としての検討もされているが、屋外へは車椅子でも乗れるブランコや複合遊具などを設置すべきでないか。(R元年12月定例会)
- A.基本構想の段階から障がい児への配慮を基本方針の一つとし、事業者の募集においても、障がい児の利用にも配慮したユニバーサルデザインとすることを要求したところである。事業者からの提案書でも、ユニバーサルデザインの施設づくりや小さな子も障害のある子も楽しめるブランコや、車椅子に乗ったままでも遊ぶことのできる砂場などインクルーシブな遊具の設置と施設運営が計画されている。(R元年12月定例会)
(これまで、機会あるごとに地区を代表して署名、誘致活動、H28年12月に片谷地地内に建設場所を選定。R4年4月にシェルターインクルーシブプレイスコパルとして開館。R5年1月21日、来館者10万人到達)
- 産後ケア事業
- 伊藤かおりの提言
Q.産後ケア事業で行っているすべてのサービス項目について、対象期間を5カ月未満から1年未満へと延長してはどうか。(R3年3月定例会)
- A.令和3年4月より市民からのニーズが高い乳房ケアとママサポーターの対象期間を産後1年未満まで拡充するとともに、利用回数を増やし支援体制の充実を図っていく。
(R3年4月より拡充、利用実績も増加しています。)
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Q.ママサポーターの対象期間のさらなる拡充や、産後1年以上の親が利用できる家事・育児支援制度を実施してはどうか。(R4年3月定例会)
- A.国の動向も注視し、よりよい制度に向けて検討していく。
- 山形市コロナウイルス感染症に係る消毒費支援補助
- 伊藤かおりの提言
Q.新型コロナに感染した場合、早期に消毒を行う必要があるが、今現在山形市では対応してもらえる業者を探すのは困難だと聞く。そのため保健所の判断に基づいて事業者等が自前で消毒を行っており、その費用は負担が大きいものがあり、市として事業者等の負担軽減や感染拡大防止、早期再開を目的として独自で消毒費用の補助制度をつくってはどうか。(R2年8月)
※当時、R2年8月8日付で全国知事会より国へ「新型コロナウイルス感染症に関する緊急提言」がなされました。
- A.市としてどのような対応ができるのか検討していく。
(R2年10月1日より上記補助事業を創設。)
- 災害に備えて 備品整備
- 伊藤かおりの提言
Q.山形市の災害時の備品に現在ある液体ミルク、哺乳ボトルに加えて、オムツやおしり拭き、離乳食、乳幼児向けアレルギー対応食品などを備蓄してはどうか。またしっかりと備蓄計画を立てて、市民に分かりやすい品目の選定を行ってほしいがどうか。(R3年3月定例会)
- A.災害時は自助として非常食料、衣料品、生活用品など非常持ち出し品の備蓄を奨励しているが、ご指摘のような備蓄品の確保については、今後各自治体の例を参考にしながら検討していく。
(※R2年度より、液体ミルクと哺乳ボトルの備蓄が開始しています)
- 山形市文化財保存活用地域計画の策定
- 伊藤かおりの提言
Q.H31年4月の文化財保護法改正で、文化財の保存活用に係る中長期的な方針と具体的な取組等を定める「文化財保存活用地域計画」を市町村が定めることができるようになったが、その地域計画では、地元住民などに伝承が委ねられてきた伝統文化を守っていく体制づくりや、伝統文化の活用による地域活性化が期待できる。今後計画策定に向け具体的にどのように進めていくのか。(R4年3月定例会)
- A.R4年度から計画策定に着手し、6年度の文化庁認定を目指していく。国からは、文化財の多面的な魅力を発見し、地域活性化などに活かすよう求められており、今後の計画策定の中で検討していく。
(R5年4月よりパブリックコメント実施予定です)
- 山形斎場のバリアフリー化
- 伊藤かおりの提言
Q.現在ある山形斎場の待合室4室は、いずれも和室で、車椅子や足腰に不安がある方には不便なつくりである。大切なひとときを穏やかに過ごすためにも、障がい者や高齢者など誰もが安心して利用できる待合室に改善を図るべきでないか。(H29 年9 月定例会)
- A.2階にある和室待合室について、高齢者や足の不自由な方に優しい待合室に改修して行く。
(H31年度「斎場バリアフリー化改修事業」5,394千円新規)
- ビジネスマッチングサポート事業
- 伊藤かおりの提言
Q.大きなビジネスチャンス創出の機会となっている「ビジネス見本市」を、本市で開催するなど、新たなビジネスチャンスの創造を支援して行くべきでないか。(H27年12月定例会)
- A.地元企業の競争力強化に向けて、中小企業の売上増進や販路拡大を図るため、売上増進センターY-bizの運営を通年化するとともに、市内中小企業が見本市や展示会等に出展する取り組みへの支援を拡充する。
(H31年度「ビジネスマッチングサポート事業」11,034千円へ拡充)
- 道の駅整備事業
- 伊藤かおりの提言
Q.駅の整備にあたっては、専門家も交えた検討プランが必要不可欠であり、6次産業化の核とすることを目指し、運営は新たに株式会社を設立して、また運営手法については収益事業の部分を民営で、非収益事業の部分を指定管理という組み合わせで行ってはどうか。(H29 年9 月定例会)
- A.拠点施設の整備による交流の促進に向けて、仮称道の駅蔵王の整備予定地の測量と造成設計に着手するとともに、魅力ある施設づくりを行うため、民間事業者のノウハウを活用したDBO 方式(公設民営)による整備を進めることとし、アドバイザー業務を委託する。
(H31年度「道の駅整備事業」11,031千円へ拡充)
- 特定不妊治療助成事業
- 伊藤かおりの提言
Q.特定不妊治療費自己負担分全額助成、不育症治療費の上限30万円の助成、さらに、産婦と乳児の産後1カ月健診無料化を図るなど支援を拡充し、安心して産み育てられる環境づくりを行うべきでないか。(H24年6月定例会)
- A.特定不妊治療を受けている夫婦への支援として、治療費の助成を引き続き行うとともに、不妊に悩む夫の治療費について、国の制度改正に合わせて初回の助成額を拡充し、経済的負担の軽減を図る。
(H31年度「特定不妊治療助成事業」67,018千円へ拡充)
- 蔵王駅駐輪場整備事業
- 伊藤かおりの提言
Q.蔵王駅東口にある駐輪場は、増え続ける自転車に対し抜本的な対策を講じることができないまま現在に至っている。地域で放置自転車の撤去なども行っているが、早急に安全安心な駐輪スペースの確保、整備を行うべきでないか。(H28年12月定例会)(地域関係者連名で要望)
- A.蔵王駅周辺の駐輪環境を改善し、景観や防犯性の向上を図るため、JR 東日本から蔵王駅前敷地の一部を借地し、駐輪スペースを整備。
(H30年度「蔵王駅駐輪場整備事業」1,015千円 H30年6月工事完了)
- いじめ防止対策の推進
- 伊藤かおりの提言
Q.いじめは、子供たちの尊厳や人権を著しく侵害し、身体や生命にまで重大な危険を生じさせるおそれがあり、決して許される行為ではない。いじめ対策に関する基本理念や市・学校・保護者などの責務、いじめの防止や解決を図るための基本的な方針などを定めた「いじめ防止条例」を策定し、これまで以上にいじめ根絶に向け取り組むべきではないか。(H27年12月定例会)
- A.「山形いじめ防止対策の推進に関する条例」がH28年4月1日より施行